2029年の流星群カレンダー

主な流星群の極大日と ZHR の目安です。実際に見える数は月明かり、雲、光害、観察場所に左右されます。

月の出入り・薄明・観察時間帯は台北時間(GMT+8)で計算しています。東アジア各地では数十分程度の差があります。

よくある質問

2029年はどの流星群が一番おすすめですか?

2029年に最も好条件なのはふたご座流星群です。極大は2029-12-13、ZHRは約150、極大夜の月は十日夜の月(輝面比59%)で、月明かりの影響は「中程度」です。

ZHRとは?実際にはなぜそれより少ないの?

ZHR(天頂出現数)は、放射点が天頂・光害ゼロ・極限等級6.5という理想条件での理論値です。実際は月明かり・光害・雲・放射点の高度の影響で、見える数はZHRの1〜3割程度になるのが普通です。

流星群の観察に望遠鏡は必要ですか?

不要です。流星は空の広い範囲を流れるため、肉眼が最適です。街明かりから離れ、20〜30分かけて目を暗さに慣らし、楽な姿勢で空を広く眺めましょう。

月明かりの影響はどれくらい?どう避ければいい?

満月の夜は見える流星が7割以上減ることもあります。新月前後の極大を選ぶか、月没後・月出前の暗い時間帯を活用してください。本ページでは各流星群の極大夜の月と月明かりのない時間帯を掲載しています。

2029年に特におすすめの流星群

日付流星群ZHR極大夜の月月明かりの影響放射点の方角
2029-01-03しぶんぎ座流星群120居待月 89%大きい北東
2029-04-22こと座流星群20十日夜の月 59%中程度北東
2029-05-06みずがめ座η流星群50有明の月 38%小さい
2029-07-28みずがめ座δ流星群25居待月 90%大きい
2029-08-12ペルセウス座流星群100三日月 9%ほぼなし北東
2029-10-21オリオン座流星群20十日夜の月 99%大きい南東
2029-11-17しし座流星群15十日夜の月 89%大きい
2029-12-13ふたご座流星群150十日夜の月 59%中程度
2029-12-22こぐま座流星群10居待月 97%大きい

流星群ごとの観察ポイント

しぶんぎ座流星群 · 2029-01-03

活動期間 12/28–1/12 · ZHR 120 · 母天体 2003 EH1 · 41 km/s · 放射点の方角 北東 · 見ごろの時間帯 未明〜夜明け前

月の出は20:02ごろなので、それまでは月明かりのない暗い空で観察できます。 月明かりのない時間帯: 18:37–20:02

放射点はうしかい座北部(廃止された「へきめんぎ座」付近)にあり、深夜過ぎに昇って明け方に最も高くなります。極大は約6時間しか続かないため、日付選びが最も重要な流星群です。

こと座流星群 · 2029-04-22

活動期間 4/14–4/30 · ZHR 20 · 母天体 C/1861 G1 (Thatcher) · 49 km/s · 放射点の方角 北東 · 見ごろの時間帯 深夜0時以降

月は01:17ごろに沈み、その後は夜明けまで月明かりのない暗い空になります。 月明かりのない時間帯: 01:17–04:05

放射点はベガの近くにあり、22時ごろに昇って未明にかけて高くなります。数は中程度ですが明るい火球が出ることがあり、春の夜は観察しやすい時期です。

みずがめ座η流星群 · 2029-05-06

活動期間 4/19–5/28 · ZHR 50 · 母天体 1P/Halley · 66 km/s · 放射点の方角 東 · 見ごろの時間帯 未明〜夜明け前

月の出は01:15ごろなので、それまでは月明かりのない暗い空で観察できます。 月明かりのない時間帯: 19:48–01:15

ハレー彗星のダストによる流星群。放射点は午前3時ごろに東から昇るため、観察できるのは夜明け前の1〜2時間だけです。低緯度ほど条件がよく、速い流星が痕を残すことが多いのが特徴です。

みずがめ座δ流星群 · 2029-07-28

活動期間 7/12–8/23 · ZHR 25 · 母天体 96P/Machholz · 41 km/s · 放射点の方角 南 · 見ごろの時間帯 深夜0時以降

極大夜は月(輝面比約90%)が一晩中出ています。月を背にして観察するか、極大前後の月明かりが少ない夜も検討してください。

極大がなだらかで活動期間が長く、ペルセウス座流星群の前半と重なります。放射点は南の空で、深夜過ぎが見ごろ。暗い流星が多いため、光害の少ない場所が特に重要です。

ペルセウス座流星群 · 2029-08-12

活動期間 7/17–8/24 · ZHR 100 · 母天体 109P/Swift-Tuttle · 59 km/s · 放射点の方角 北東 · 見ごろの時間帯 宵から明け方(未明が最良)

極大夜はほぼ一晩中月明かりがなく、絶好の条件です。 月明かりのない時間帯: 19:54–04:04

三大流星群のひとつで、夏の夜に快適に観察できます。21〜22時ごろから見え始め、放射点が高くなる未明に最も多くなります。明るい流星や火球、長い痕が多く、初心者にも撮影にも向いています。

オリオン座流星群 · 2029-10-21

活動期間 10/2–11/7 · ZHR 20 · 母天体 1P/Halley · 66 km/s · 放射点の方角 南東 · 見ごろの時間帯 深夜0時以降

極大夜は月(輝面比約99%)が一晩中出ています。月を背にして観察するか、極大前後の月明かりが少ない夜も検討してください。

こちらもハレー彗星由来で、速い流星が発光する痕を残します。オリオン座が南東に昇る深夜過ぎから観察を始め、夜明け前が最良です。秋の夜は過ごしやすく、郊外観察に向いています。

しし座流星群 · 2029-11-17

活動期間 11/6–11/30 · ZHR 15 · 母天体 55P/Tempel-Tuttle · 71 km/s · 放射点の方角 東 · 見ごろの時間帯 未明〜夜明け前

月は03:31ごろに沈み、その後は夜明けまで月明かりのない暗い空になります。 月明かりのない時間帯: 03:31–04:52

年間で最も速い流星(71 km/s)で、明るい火球が多い流星群です。放射点は0時ごろに昇り、未明から夜明け前が見ごろ。母彗星の回帰(約33年周期)前後には流星嵐になる可能性があります。

ふたご座流星群 · 2029-12-13

活動期間 12/4–12/17 · ZHR 150 · 母天体 3200 Phaethon · 35 km/s · 放射点の方角 東 · 見ごろの時間帯 日暮れ後から一晩中

月は00:34ごろに沈み、その後は夜明けまで月明かりのない暗い空になります。 月明かりのない時間帯: 00:34–05:08

年間で最も多く安定した流星群です。20時ごろから見え始め、0時前後には放射点が天頂近くまで昇ります。中速で明るい流星が多く、初心者に最適。冬の夜は防寒対策を忘れずに。

こぐま座流星群 · 2029-12-22

活動期間 12/17–12/26 · ZHR 10 · 母天体 8P/Tuttle · 33 km/s · 放射点の方角 北 · 見ごろの時間帯 日暮れ後から一晩中

極大夜は月(輝面比約97%)が一晩中出ています。月を背にして観察するか、極大前後の月明かりが少ない夜も検討してください。

放射点はこぐま座にあり一晩中沈まないため、どの時間帯でも観察できます。数は少なめなので、冬至前後の外出時に北の空を気にかける程度がおすすめです。

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